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実用と無駄の狭間で。

照明が好き。
暗闇を時には明るく、時には仄かに照らす。灯りの存在には、ホッとする。
最近、手持ちの照明の電球を買い替える機会が続いてあり、白熱球の有限の供給に少し不安を覚えたけれど、これも時代の流れ。いずれの照明も海外製で、電球口金のサイズが特殊だったり、電球自体が特殊なリフレクター(反射)球だったりして、ただでさえ、一般の家電量販店などにはまず売っていないのに、いつまで作り続けてくれるのやらわからないときた。
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「Treforchette」はデザイナー、ミカエル・デ・ルッキさんの諧謔に満ちた作。陶器の皿を裏返したベースに支柱が生え、曲げられた3本のフォークの先にはファイバーのシェードがくるりと張り合わされ挟んである。そのために作られた食器かどうかは不明だが、多分、量産品の流用だろう。食卓を照らす、食器の「はく製」のような違和感に満ちたデザインは、人間らしいユーモアと平和を感じさせる。無駄こそが愛おしい。
電球はシャンデリア球でE-14口金の60W指定。
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「Splugen Blau」はデザイナー、アッキーレ・カスティリオーニさん(大好き)のペンダント・ランプ。FLOS社から発売され、見る機会も多いからご存知の方も多いでしょう。ダイニングの上を365日照らし続けるこの照明も購入してから10年近くになる。スティールのシェードは一切光を透過しないから、「カサ」の下だけを照らす。これが、使う電球は乳白色のリフレクター(反射)球で、そこらで売ってない。以前は大阪のヤマギワで買っていたけど、事務所だけになってしまったので、しばらく補充していなかった。そこへ、突然電球が切れたものだから大変。普通の白熱球をとりあえず付けたら光が拡散しすぎて、眩しすぎる。東急ハンズのようなお店でも置いてないから、後はネットかと調べたらありました。ヤマギワの「ドクターランプPRO」便利なホームページです。
電球の型番を打ち込むだけで注文できるし在庫も確認できる。因みにこの専用球はPS110V60WSBFという型番でした。

心配なのは、この電球たちがいつまで供給されるかというところですけどね....。
by takuyai9 | 2011-01-16 22:12 | my favoritism
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